焙煎後、珈琲豆の4代天敵。
①空気 ②湿度 ③温度 ④光(紫外線、自然光)です。
今日は空気編のお話。
生き物にとって空気は絶対無くてはならないもの。特に意識することもなく。
殆どの物が空気に触れることによりの劣化、酸化していきます。
人間もそうなのでは?と、珈琲を焙煎する度思っています。
珈琲の成分の中にポリフェノールが含まれているのですが、この成分は人間が摂取すると、人間の酸化を助けてくれます。言わば、錆る事を遅らせたり、防いだり。免疫効果もアップすることが医学的にも立証されています。
一方で、珈琲豆は空気に触れることによって、酸化を始めます。焙煎直後が美味しいと言う訳ではありませんが、概ね焙煎日から7日目〜10日目に美味しさのピークが来ると言われています。炭酸ガスが抜け、劣化、酸化を始める直前。
ここまでは、なるべく容積の小さい密閉容器に入れて、常温保存で十分珈琲の美味しさを味わうことができます。
では、その後はどうなのかと言うと、珈琲が持つ本来の香りとともに旨味が少しずつ抜けていきます。
常温、密閉容器で概ね1ヶ月が賞味期限。これも諸条件によりますが。
涼しい場所、湿度の無い場所なら長持ちします。
空気に対し珈琲豆を保護すると言う意味では活性炭素剤が有効とされています。
湿度のにはシリカゲル。
珈琲豆販売店では、活性炭素剤を入れて販売している珈琲豆店もあります。
活性炭素は加工肉(ハム)などにも使われています。
酸化防ぐこうがあるのですが、やはり、一日も早く消費すること。
大量購入はせず、概ね20日〜1ヶ月間で飲みきれる量なら、密閉容器に入れて高温多湿を避ければ、さほど気にすることはありません。
真空パック、窒素ガス充填珈琲が売られていますが、店頭に置かれ長持ちさせるための手段。
良いか悪いかは別として、やはり焙煎日は知りたいところではないでしょうか?
ドリップすれば、劣化状態はわかりますし、飲めば酸化状態もわかるようになります。
なるべく小さな密閉容器で高温多湿を避けて保存下さい。(お豆のままで)